食事

食べることは、高齢者や認知症の人にとって大事なことの1つです。

ですが、高齢になったり認知症になると若く健康な時のようにうまく食べたり飲んだりできないことが増えてきます。

例えば、食べ物を喉につまらせてしまったり、硬くてて食べるのが大変だったり、食材が大き過ぎてうまく口に入れられなくなったりするんです。

ですから、周りの人が上手にサポートをして、快適に食事ができるようにすることが必要になってきます。

高齢者や認知症患者にとって食事の時に気をつけたいポイントがこちらです。

1、食材を噛みやすいようにする

高齢になってくると、歯が悪くなって入れ歯やインプラントになっている人も増えてきます。

また、アゴの力が弱くなってうまく噛めない人も増えてきます。

このような方のためには、調理する時は噛みやすいようにしてあげる必要があります。

例えば、素材の大きさを小さめにしたり、噛み切りにくいものはすり下ろしたり、細かく刻むようにします。また、皮があるものはむいたり、硬い素材は煮込んで柔らかくするなど工夫をするといいです。

2、食材を飲み込みやすいようにする

歳を取ってくると、嚥下機能の低下が少なからずあるので、飲み込みが悪くなります。

だから、もし肺に食べたものが入ると咳き込んだり、最悪の場合、肺炎となってしまうこともあります。

ですので、なるべく飲み込みやすいように食材を柔らかくすることが必要となります。

例えば、加熱して食材を舌だけでつぶせるようにしたり、喉ごしがよくなるようにゼラチンや片栗粉などを使ったりしてとろみをつけることで飲み込みやすくなります。

3、栄養バランスに気をつける

歳をとってくると、油っぽいものを避けてあっさりとしたものばかりを食べがちです。しかし、高齢になっても肉や魚などのタンパク質は必要です。

あっさりしたものばかり食べていると栄養不足になってしまいます。

認知症になると好き嫌いが変化したりしますが、味を調整しながらバランスのよい食事ができるようにすることが大事になります。

また、食事を作るのが大変であれば、高齢者向けの食事サービスなどを利用するのも1つの方法です。

4、食事の味や見た目に気をつける

食事を美味しく食べるには、やはり味が一番大事です。美味しくないと誰でも食欲はわきません。好みの味付けになるように調整をすると、食欲も沸きます。

また、見た目も大事です。色鮮やかだったり、きれいに切りそろえてあると、気持ちよく食べることができます。

そして、季節ごとに食材を変えることで真新しさが感じられるようになります。

5、自力で食べれるようにサポートする

高齢になったり、認知症になると食べることができなくなることがあります。

全く自分で食べることができないのであれば介助して食べさせるしかありません。しかし、補助をすれば自分で食べれるのであれば、自力で食べさせるようにするほうがいいです。

なぜなら、食事を自分の力で食べることで生きる意欲が沸いて元気になるからです。

例えば、食事が困難な高齢者や認知症患者であっても、道具を使うことで食べやすくなります。

握力がない場合、弱い力でもつかめるよな箸やスプーンを使えば1人で食べることが可能です。

食べるのが難しいからといってすぐに介助して食べさせるのではなく、なるべく自分で食べれるようにしてあげることが大事です。

6、一緒に食事を食べる

高齢者や認知症患者の仲には食事が細い人がいます。食欲がなくて、食べる気がしないためです。

でも、食べなければ体力が落ちてしまい、寝たきりになってしまったり病気になる可能性が高くなってしまいます。

少しでも食欲が沸くよう食べるものを工夫すると共に、誰かと一緒に食事をするようにします。

1人で食べるよりも誰かと一緒に食べる方が楽しいので、食欲が沸くのです。

7、規則正しく食事をする

食欲がないと食べたい時にだけ食事をしてしまいがちです。でも、これはダメです。

朝、昼、夜の3食の食事をしっかり決まった時間に食べることが大事です。

規則正しく食事をすることで、身体のリズムが整います。

もし、食欲がない時であっても全く食べないのではなく、少しは口に入れるようにするといいです。

また、おやつの時間を作ると、食べる楽しみが増えます。

8、水分をしっかり摂る

お年寄りや認知症の人は、どうしても水分が不足がちです。でも、自分では気づきにくいので周りの人が注意してあげるようにしてください。

特に夏は水分不足で脱水症状になり、熱中症になる人も増えます。こまめに水分をとるようにするといいです。

9、食べやすい環境にする

食事をする時に食べる場所の環境も大事です。

部屋の温度や湿度、照明の明るさ、部屋の色などにも気をつけるようにします。

夏は寒すぎないように、冬は暑くなり過ぎないようにします。また、照明ですが、歳をとると、目の感度が落ちるので明る目にする方がいいです。部屋の色は落ち着いた色にします。

また、部屋の調度品は、好みの物を置くと安心して食事ができます。

10、食事を見守る

食事をしている時、ちょっと目を離すだけで喉に食べ物をつまらせたり、食べ物を落としてしまい拾おうとして転んでしまったり、食事に夢中になって漏らしてしまうようなことも起こります。

ですので、食事をしている時にはさりげなく食事を見守るようにします。何かトラブルがあった時、お年寄りや認知症の人が自分でで対処できるならまかせるようにし、無理だと思ったらサポートをします。

まとめ

高齢者や認知症の人が食事をする時に、気をつけたいポイントをまとめるとこちら。

1、食材を噛みやすいようにする
2、食材を飲み込みやすいようにする
3、栄養バランスに気をつける
4、食事の味や見た目に気をつける
5、自力で食べれるようにサポートする
6、一緒に食事を食べる
7、規則正しく食事をする
8、水分をしっかり摂る
9、食べやすい環境にする
10、食事を見守る

気をつけないといけないことがいろいろあるので、食事をサポートする人は、大変かと思います。

ですので、家族がいれば家族が協力して行うようにするといいでしょう。