認知症患者が増えたとか認知症患者による事故などのニュースが頻繁に報道されています。
ですので、多くの人が
「認知症にならないためにどうすればいいの?」
と考えているように思います。
当然ながら、誰だって認知症にはなりたくありません。
自分自身だけの問題ではなく、家族にも周りの人にも迷惑がかかってしまいます。
認知症を予防するための方法として、食べ物があります。
食べ物は、認知症の予防に効果があるのです。
もちろん、多くの食べ物は認知症に効果があります。例えば、魚もそうだし野菜だってそうです。
ここでは、特に注目されている食べ物を10個選びました。
1、エゴマ油&亜麻仁油(オメガ3)
ここ最近、よく聞く言葉でオメガ3という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。
オメガ3とは、魚の脂に含まれているDHAやEPA、植物に含まれているαリノレン酸などの脂肪酸のことです。
エゴマ油も亜麻仁油もオメガ3が豊富に含まれてます。最近、スーパーなどでよく見られるようになりました。
効果としては、
・血流をよくする
・免疫力をアップする
・代謝を促進させる
・アンチエイジング
などです。
2、コーヒー
コーヒーというと、覚醒作用や利尿作用があることが知られてますが、なんと認知症にも効果があるようです。また、海外の長寿村では、コーヒーを飲むことが健康の秘訣とか。
もちろん、飲み過ぎはかえって逆効果ですがほどほどに飲むことは認知症予防にもつながります。
学術誌「Circulation」で11月に発表されたコーヒーに関する最新の研究によれば、1日3~5杯のコーヒーは、長生きするのに役立つことが明らかになった。「コーヒーのために生きている」という人々もいるが、実際にその通りなのかもしれない。
ハーバード大学のT.H.チャン公衆衛生大学院の研究グループは、カフェイン入り、またはカフェイン抜きのコーヒーを飲む人々は、どちらも心疾患、パーキンソン病などの神経疾患、2型糖尿病、自殺による死亡リスクが低くなると結論づけた。研究グループが分析したのは、女性16万7944人と男性4万557人の食習慣を4年ごとに評価するという、3つの大規模な継続調査によって得られた健康データだ。現在、この調査によって30年分のデータが集まっているという。
3、アシタバ
アシタバには、NGFという神経成長因子がたくさん含まれてます。これが、アルツハイマー病の予防に効果があると言われてます。
その他の効果としては、
・抗菌作用
・抗酸化作用
・ダイエット効果
・セルライト除去
などがあります。
このアシタバの入手方法ですが、粉末などで青汁として売られています。しかも、嬉しいことに値段がかなり安いんですよね。
4、クコの実
クコの実は、杏仁豆腐などについてくる赤色の乾燥したものです。
中国が原産で古くから不老長寿の実とされています。また、クコは漢方などにも使われてます。
効果としては
・疲労回復
・アンチエイジング
・冷え解消
・代謝の向上
・目の疲れ回復
・美肌効果
などです。
5、チアシード
話題となっているスーパーフードの1つです。見た目はゴマのようですがゴマよりも粒が小さいです。
メキシコなどの中南米に生育する果実のタネです。古くから、栄養部豊富な食材として珍重されてきました。
成分としては、オメガ3や脂肪酸やアミノ酸などが豊富に含まれています。
また、効果がたくさんあります。
・認知症予防
・アンチエイジング
・うつ病予防
・アレルギー緩和
・疲労回復
・ダイエット
・便秘解消
・美容
6、マキベリー
マキベリーは、ベリーの一種で、原産地はチリです。
マキベリーの特長は、なんといってもポリフェノール含有量です。なんとアサイーの5倍以上のポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは、
・認知症予防
・抗菌作用
・抗酸化作用
・ガン予防
・高血圧予防
・中性脂肪の低減
などに効果があります。
7、ナッツ(クルミやアーモンド)
クルミやアーモンドには、脳内のアミロイドβの量を減らす働きがあり、認知症の予防に効果があります。
*認知症になるとアミロイドβが多くなる
その他の効用としては、
・抗酸化作用
・糖尿病予防
・心血管の予防
・代謝をアップ
・便秘解消
・アルコールの分解
があります。
アーモンドやクルミは、手軽に手に入るので定期的に摂るようにするといいですね。
8、玄米
玄米は、イネに実る籾米(もみごめ)から籾殻(もぎがら)だけを取り去ったものです。
普通、私達が食べている白米は、胚芽やヌカを取り除いたものです。しかし、実はこの取り除いた部分は栄養価が高く、認知症にも効果があります。
米ぬかから精製されたフェルラ酸がアルツハイマー型認知症に有効との論文がいくつか発表されている。その代表的なものは中村重信・広島大名誉教授らによるアルツハイマー病通院患者143人とその家族の協力を得て、9ヶ月間に亘って投与したもの。試験前と試験開始から3ヶ月毎に、認知機能検査を行った。その結果、アルツハイマー病患者の認知機能は通常、時間の経過とともに低下し続けるのに、軽度の患者の場合、試験終了時まで改善が続き、中度の患者も6ヵ月後まで改善状態が続いた。詳細は老年医学(Geriatric Medicine Vol.46 No.12 2008-12)に発表された。
引用元: フェルラ酸
9、カカオ
カカオと言えば、チョコレートに含まれている成分ですが、このカカオに認知症の予防効果があります。
チョコレートは手軽に入るので、適度な量のチョコレートを食べるといいでしょうね。ただし、糖分は太るので甘みが少ないビター系のものがおすすめです。
カカオには、ポリフェノールがたくさん含まれているために
・免疫力向上
・活性酸素抑制
・殺菌効果
・美肌効果
・覚醒作用
・記憶力向上
などの効果もあります。
10、葉酸食品
葉酸が多い野菜のほうれん草
葉酸と言うと妊娠した時に赤ちゃんが先天性異常にならないように予防する成分として有名です。
しかし、認知症予防にも葉酸が大事ということがわかっています。
「アルツハイマー型認知症では、脳にタウやアミロイドβなどのタンパクが蓄積することがわかっています。葉酸にはアミロイドβの元となる遺伝子が現れるのを抑える働きや、脳の神経細胞や血管にダメージを与えるホモシステインという悪玉アミノ酸を減らす働きが認められています」
葉酸が多い食べ物は
・レバー(鶏、牛、豚)
・納豆
・焼き海苔
・味付け海苔
・うなぎ
・モロヘイヤ
・ほうれん草
・ドライイースト
・うに
・枝豆
・抹茶
など。
まとめ
認知症の予防つながる食べ物は、これらの他にもかなりあります。
すべてを摂る必要はないですが、どんな食べ物が認知症予防に効果があるかを知ることで、意識して食生活を改善することができます。
できれば、これらの食べ物の中で毎日摂るようにするものをいくつかチョイスするといいと思います。
私は、亜麻仁油を毎日摂っています。
あらやる料理にかけるだけでいいので、とても便利です^^。
こちらは日清の亜麻仁油ですが、液だれがしにくいのでおすすめです。