成分

一般的に認知症の予防対策としては、食事や運動が中心となります。

ですが、単に食事をするなら健康対策と変わりません。

認知症の予防をより意識的にやろうとしたら、その成分に注目することが必要です。

今回は、サプリなどによく使われる認知症の予防に効果が期待できる成分についてお伝えします。

1、ホスファチジルコリン(別名:レシチン)

脳や神経組織などにたくさん含まれる物質で、生理機能や脳の神経伝達物質だるアセチルコリンを生成することにも関わってます。記憶力や学習力を高める効果、認知症予防、動脈硬化などを予防するといわれています。

ホスファチジルコリンのサプリは医療現場でも使われて効果が検証されていますし、受験生などが実際に学習効果向上のために飲んでいたりします。

ホスファチジルコリンの原料は、大豆や卵から抽出されてます。

2、プラズマローゲン

リン脂質の一種で、抗酸化力があります。脳神経細胞、心筋、リンパ球などに多数分布しています。アルツハイマー病などになると、プラズマローゲンが減ります。

プラズマローゲンは、TBSの「夢の扉+」(番組はすでに終了)という番組でも放送されたことがあり、認知症の予防に注目されている成分の1つです。

プラズマローゲンの原料は、ホタテやホヤや鶏のムネ肉から抽出されてます。

3、DHA

DHAはドコサヘキサエン酸の略で不飽和脂肪酸です。脳、網膜、心筋、胎盤などに多く含まれてます。

DHAの効果としては、学習能力や記憶力の向上、脂肪の低下、動脈硬化予防など多岐にわたります。

ただ、このDHAは、体内で作られず食事からしか摂ることができません。

DHAを多く含む食材は魚です。特に多いのが、アンコウの肝、ウナギ、さんま、クロマグロなどです。

4、EPA

EPAはドエイコサぺンタエン酸の略で不飽和脂肪酸です。脳、網膜、心筋、胎盤などに多く含まれてます。

EPAの効果としては、血液サラサラ効果や血管を柔らかくする効果があります。

ただ、このEPAもDHA同様、体内で作られず食事からしか摂ることができません。

DHAを多く含む食材は魚です。特に多いのが、アンコウの肝、すじこ、いくら、マグロなどです。

DHAもEPAも魚に多く含まれているので、似ていますがDHAは脳の神経系に働きかけるのですが、EPAは血液や血管です。

なので、認知症の予防としてはDHAの方が高いと考えられます。

しかし、体内でEPAからDHAから作られるのでEPAは間接的に認知症の予防効果があると考えられます。

5、ジオスゲニン

ジオスゲニンは、山芋に含まれている成分で、マウスなどの実験で認知症になると増えるといわれているアミロイドβを減らすことができたそうです。

なので、ジオスゲニンをとれば認知症予防に効果が期待できます。

山芋は、昔から滋養強壮によいとされています。ジオスゲニンもその効果の一端を担っているのかもしれません。

6、アスタキサンチン

アスタキサンチンは、カロテノイドと呼ばれる天然色素で、体内で作れないので食物から摂る必要があります。

アスタキサンチンを含む食べ物は、えび、かになどの甲殻類やさけ、イクラなどです。

特徴は、抗酸化力が強く、血管をきれいにしたり、眼精疲労改善、美肌効果があることです。

ですので、アスタキサンチンをしっかり摂れば、認知症の予防となります。

7、ホスファチジルセリン

リン脂質の一種で、脳内にたくさんあります。脳の血流をよくする働きがあります。

ホスファチジルセリンは、体内でも作られます。また、肉や大豆にも多く含まれるので食事から摂ることも可能です。

ホスファチジルセリンは歳をとると減りますが、減ることで脳内の記憶力や認知力が落ちてきます。

ですので、ホスファチジルセリンを積極的に摂ることで、認知症の予防効果があります。

8、ピクノジェノール

ピクノジェノールは、ポリフェノールで、フランスの南西部のボルドーとピレネー山脈の間に育つ「フランス海岸松」という松の樹皮から抽出される成分です。

強い抗酸化力(抗酸化力は、ビタミンEの170倍、ビタミンCの340倍)があり、しわ予防など美容効果や不眠、血流改善効果などがあるといわれてます。

また、ピクノジェノールが、アミロイドβが脳へ蓄積するのを抑制するという報告もあります。

なので、ピクノジェノールを摂ることで、認知症の予防に期待ができます。

9、チモキノン

チモキノンは、インドや中東で健康食になっているニゲラサチバの種子から抽出される成分です。

東京工科大学の研究チームはこの成分がアミロイドβの神経毒性から脳細胞を保護する働きを見つけました。

ですから、チモキノンを摂ることで認知症になりにくくなるのではと考えられています。また、炎症性疾患のガンにも効果があると報告されています。

今、チモキノンを含む商品は「ブラックシードオイル」として売られ人気です。

10、レスベラトロール

レスベラトロールは、ポリフェノールの一種で植物が光合成で作る色素や苦みの成分で、認知症になると増えるとされるアミロイドβやリン酸化タウを減らす働きがあるといわれてます。

レスベラトロールを含む食品は、赤ワイン、コケモモ、アーモンド、ブルーベリー、苺などです。

そのため、レスベラトロールを摂取することで、認知症の予防効果があると思われます。

まとめ

認知症の予防に効果が期待できるサプリの10の成分をまとめるとこちら。

1、ホスファチジルコリン(別名:レシチン)
2、プラズマローゲン
3、DHA
4、EPA
5、ジオスゲニン
6、アスタキサンチン
7、ホスファチジルセリン
9、チモキノン
10、レスベラトロール

これ以外にも認知症の予防効果があると思われる成分が日本だけでなく世界中で研究され発表されています。

認知症の予防しようと思ったら、まずこのような情報を収集しその中から取捨選択して試してみることです。なぜなら、実際に自分で試してみないとわからないからです。

そして、試してみて効果がないようなら、無理に続ける必要はありません。お金の無駄だからです。

また、サプリメントを摂れば必ず認知症にならないというものでもありませんので、過剰な期待しすぎない方がよいです。

認知症の予防には、食事、運動、睡眠、ストレス解消などすべてが関わってきますからね。