「認知症になりたくない」

当たり前ですが、誰もがこう思っています。

認知症にならないためには、認知症をよく知ることが大事です。

どうして認知症になるのでしょうか?

はっきりしたメカニズムはまだわかっていないようですが、認知症になる人がどのような人かを調べることで、原因がわかってきています。

1、老化による脳の機能低下

これが一番の原因です。

実際に認知症になる人の年齢を調べてみると、

年齢別認知症割合

歳をとればとるほど認知症が増えることから、脳の老化により認知症になることは確実です。

2、病気や怪我による脳の機能低下

脳梗塞や脳出血、また交通事故などにより脳の機能が低下して認知症になってしまうことがあります。

この場合、脳の機能そのものが衰えていないならば病気がよくなることで、認知症が改善することもあります。

ですので、もし認知症と診断されたとしても原因をはっきりつかむことが大事です。

単なる老化による認知症なのか、それとも病気による認知症なのか、それとも他の原因なのか。

十把一絡げに、認知症だからもう治らないと決めつける必要はありません。

大事なのは、認知症になった本当の原因を知ることです。

3、遺伝による脳の機能低下

認知症の一種であるアルツハイマー病(認知症の50%ぐらい)は、遺伝子に異常が発生することで、発病するといわれています。

つまり、遺伝性があるということです。

ただし、遺伝性があるからといってその家族のすべての人が認知症になってしまうわけでは、ありません。

あくまでも、認知症になる可能性が高いということです。

逆に言えば、家族にアルツハイマー病がいるならば認知症になる可能性が高い可能性があるので、認知症にならないように予防をすればいいんです。

4、性格、考え方、信念などによる脳の機能低下

人の性格、考え方、信念などによりライフスタイルが決まります。

そして、ライフスタイルにより認知症になりやすさが違ってきます。

簡単に言えば、脳にダメージを与えるようなライフスタイルが、認知症リスクを上げます。

・食生活が乱れている
・過度の飲酒をしている
・睡眠が不足
・喫煙をする
・生きがいがない
・家族と仲がよくない
・友人がいなくて孤独
・自主性がなく人任せ
・成長しようとしない
・チャレンジをしない
・几帳面で神経質
・まじめで融通がきなない
・独りよがりで自分勝手
・頑固で人の言うことを聞かない
・人付き合いが苦手
・人が嫌い
・性的なことに無関心
・頑張り過ぎる
・我慢強いくてストレスをためる
・etc

これらとは逆に、脳にダメージを与えずに脳が喜ぶことをやると脳が活性化をするので認知症にはなりにくくなります。

つまり、いかに脳が苦痛を感じずに喜びを感じるように生きるかが大事なんです。

5、脳を使わないことによる脳の機能低下

4とも関係がありますが、脳が楽をすると脳の機能は低下します。

筋肉は鍛えないと衰えますよね。これと同様に脳も鍛えないと衰えるんです。

例えば、

・歩かずに車を使って移動をする
・料理を作らず外食で済ます
・自分で調べないで人に聞いて答えを見つける
・マニュアルを読まずに、家電を使う
・etc

人間は生活を楽にするためにいろいろなものを作ってきました。

しかし、それがかえって人間の脳機能の低下につながることがあります。

ですので、意識的に脳を使うように心がけることが、認知症予防に役立ちます。

まとめ

認知症になる原因は5つです。

1、老化による脳の機能低下
2、病気や怪我による脳の機能低下
3、遺伝による脳の機能低下
4、性格、考え方、信念などによる脳の機能低下
5、脳を使わないことによる脳の機能低下

これらの中で、3以外は自分でどうにかできます。

1の老化は防げませんが遅らせることはできます。
2の病気や怪我は、健康的な生活を心がけることで予防できます。
4の性格、考え方、信念は、いろいろな経験(人、本、セミナー、etc)などで変えることができます。
5の脳の未使用は、実際に脳をたくさん使うような体験をすることで、克服できます。

決して認知症を怖がる必要はありません。

大事なのは、認知症について詳しく知ることです。認知症が怖くなるのは、知らないからです。

認知症を理解すれば、今どうしていけば認知症にならないようにできるかが見えてきます。