介護

「最期は自宅で死にたい」

このように望む人は多いのですが実際には病院や介護施設で亡くなる人が多いです。

なぜ自宅で暮らすのが難しいかですが、厚生労働省の調査によると、「家族に負担がかかったり、急変時の対応が大変だから」という答えが多かったそうです。

自宅で最期を迎えるために必要な条件とは?

病気や老化などで介護が必要な人が、最期を迎える時の最も大きな課題は

・家族の介護の負担が大きい
・体調が急変した時に対応が大変

この2つです。

逆に言えば、この2つにしっかり対応ができれば自宅で最期を迎えることが可能ということです。

この2つを可能にするために必要は事は何でしょうか。

(1)看取りに実績がある訪問介護(看護師、介護士)を利用すること
(2)本人が自宅での死を望み、家族が介護に取り組む意識が高いこと
(3)訪問介護する人と家族との連携が密になっていること
(4)急変した時の対応を決めること

このように本人の意思、家族の覚悟、訪問介護の人達との連携が整うことが、自宅で最期を迎えるために必須です。

自宅で最期を迎える場合の経済的、時間的負担は?

今、介護施設などに入ると最も安くても月に10万円以上はかかります。

でも、自宅で最期を迎えることは介護保険を利用したり、介護サービスを工夫することで施設に入るよりも経済的な負担を軽くすることができます。

では、時間的負担はどうでしょうか。こちらですが、介護する人が働いていたとしても、介護サービスをフルに利用したり、主たる介護者の他に周りの家族がサポートすることが可能ならば、働きながらでも介護は可能です。

つまり、知恵を絞り工夫をすることで自宅で最期を迎える場合の経済的負担、時間的負担を軽くすることができるのです。

ほとんどの人は自宅で最期を迎えることが可能

渋谷介護サポーセンターのケアマネージャー、纐纈恵美子さんによると、

「難しいこともあるが多くは自宅で最期を迎えることが可能。本人と家族が覚悟を持ち意思を示してくれれば方法はある」

と語ってます。

安易に介護施設やホスピスなどを利用するのではなく、介護される人がどのような望みを持っているかを真摯に聞き、その望みを叶えられるように家族など周りがサポートすることがとても大事になります。

まとめ

結局、ほとんどの人が「自宅では介護なんて大変だし無理だろう」という考えが先に立ってしまい、どうしたら最期を自宅で看れるかということを考えさえしないのかと思います。

ですが、これからは介護施設などに入ること自体が大変になる時代です。そういう意味では自宅介護を楽にしていく仕組みを構築して、自宅で最期を迎えるという自然な死に方を選びやすいようにしていくことがとても大事になります。

どうすれば、誰もが自宅で死を迎えることができるのか。

高齢化時代を迎え、これから大量に人が死んでいきます。

役所や介護従事者だけでなく、一人一人が考えていかなくてはならないでしょう。

参考:読売新聞