「認知症になりたくない」
誰もが思うことです。特に歳をとってくると老化をヒシヒシと感じるようになるので、「このままじゃまずい」って思うものです。
このサイトでは、認知症の予防のためにいろいろな方法を紹介しています。
すべてを実践できなくても少しでも意識が変わって実践をすることで「転ばぬ先の杖」になればいいと思っています。
ですが、現実を見ると認知症になる人は年々増えています。
引用元: 認知症患者数
さて、どうすればこの数を減らすことができるのでしょう。
認知症にならない方法は、あるのか?
認知症の予防方法は、たくさん世の中にあります。テレビの健康番組、専門書、新聞や雑誌などの記事、インターネットなどを通し認知症にならないための方法を知ることができます。
ですが、必ず認知症にならない方法というのは1つもありません。
なぜなら、老化により生じる認知症の発症だけは、避けられないためです。
もし、これを避けたいのならばまず老化をしないようにする必要があります。ですが、これは今の科学では解決できません。
認知症は脳の老化現象
病気による認知症もありますが、ほとんどの認知症は脳の老化現象です。
ただし、人の老化は脳だけでなく身体のあらゆる部分に起きます。
ですから、たとえ認知症が避けようがないとしても、その発症を遅らせることで死ぬまでに認知症にならなくても済むことは可能です。
例えば、心臓自体の寿命が80歳で、脳が認知症となる寿命が85歳だとします。
この場合、80歳で亡くなるので結果的に生きている間は認知症になりません。
つまり、認知症は避けようがないが、認知症になる年齢をできる限り遅らせることができれば、認知症となる前に天寿を迎えられるということになります。
自分自身の老化の進行度について知る
認知症となる前に死ぬためには、自分がどれぐらい老化しているかを知ることが大事です。
例えば、脳年齢を調べて認知機能が衰えているということがわかったら、意識的に脳を鍛えるようにすることで、老化を遅らせることができます。
ただ漠然と生きているだけだと、脳の老化には気づかないので気づいた時には、老化がかなり進行している可能性があります。
簡単に脳の老化具合を知るなら、脳トレなどのゲームでチェックをしたり、記憶力のテストなどをするといいです。
人の脳は徐々に老化していくので老化の進行がわかりにくいのですが、定期的に脳をチェックすれば、脳の衰えに気づきやすくなるからです。
認知症を遅らせるためにできるだけのことをする
私達がもし永遠に生きれるならいずれ認知症になります。
ある意味、避けようがない病気です。
しかし、だからといって何もしないでいれば認知症の発症は、早まります。
唯一、私達ができるのことは「できるだけ認知症の発症を遅らせること」です。
毎日運動する人は、全く運動しない人よりも認知症にはなりやすいでしょうし、肥満の人は、標準的な体型の人よりも認知症となるリスクは高いです。
今、どのような人が認知症になりやすいかは、明らかになっています。ですから、そのような人にできるだけならないように自分の行動を変えていくこと。
これが私達が認知症を遅らせるためにできることです。
まとめ
戦後、日本人は長生きをするようになりました。
医学の発達や栄養状態の改善がその大きな理由でしょう。
しかし、その後遺症として認知症になる人が増えてしまいました。高齢化社会となった日本では、ある意味しょうがないことなのかもしれません。
ですが、だからといって手をこまねいていることはできません。
認知症になってしまったら受け入れるしかありませんが、まだ認知症となっていないなら、早いうちから認知症を予防するようにすべきです。
意識的に認知症予防に取り組めば、かなり予防できるはずです。
行動するならいつ?
今でしょ^^。