あなたは、夜なかなか眠れなかったり、眠っても眠りが浅かったりすることはないでしょうか。
また、若いころにはよく眠れていた人でも、歳をとることで眠れなくなる人もいます。
実は、一般的に歳をとると眠れなくなりがちなんです。
それは、なぜなのでしょう?
歳をとると眠れなくなる理由とは?
一般的に歳をとると眠りが浅くなったり短くなります。
高齢者の睡眠には特長があります。
・夜早く寝ても、夜中に目が覚めてしまう
・眠っても朝早く起きてしまう
・日中は居眠りしたくなる
歳を取るとこのような眠りになる理由は、
・身体を動かさなくなる
・頭を動かさなくなる
このようなことから、必要な睡眠が短くなると考えられています。
加齢による睡眠の変化
人は、年齢が若いほど眠れる時間が多くなっています。
例えば、10歳では、9時間近く眠れますが、50歳になると6時間ちょっと、80歳になると5時間30ほどになります。
参考:ohayon mm et al sleep 2004
しかし、高齢者ほど早く寝床に入るために、寝床にいる時間は、高齢者ほど長くなっています。
また、高齢者の睡眠では睡眠時間が短くなるだけでなく、浅くなります。
若い場合は、ノンレム睡眠(深い睡眠)が長いのですが、歳を取るとノンレム睡眠が少なくなり、浅い眠りとなります。
高齢者の不眠対策
高齢者は朝早く目が覚めてしまい、ぐっすりと眠れないのが特長です。
このような睡眠を改善するための対策としては、
・朝の光を避ける(早起きを促進させてしまうため)
・睡眠にメリハリをつける(昼寝をするなら早めで30分以内、コーヒーや紅茶を利用して目覚めやすいようにする、外出は遅めにする)
・眠くなったら寝床に入る(早過ぎるとかえって眠れない、寝床に長くいるとかえってぐっすり眠れない)
個人差がありますが、寝床に入る時間は、9時ぐらいだと早いのでだいたい10時半前後でOKです。高齢になったからといって、早過ぎるとかえって眠れなかったりします。
眠れないという不安を解消するには?
眠らなければいけないという意識が強いとかえって眠れなくなります。
それよりも、眠たくなったら寝るというふうに意識を変えた方がいいでしょう。
歳をとると睡眠時間が短くなるのは仕方がないことです。ですので、睡眠時間の長さは気にしないようにしてください。
まとめ
満足な睡眠ができないと、大きなストレスになるのでできるだけ早く睡眠不足は解消したいものですよね。
睡眠の満足度を上げるには、睡眠しやすいように対策をすることが大事です
でも、どうしてもダメな時は専門家に相談してみるといいでしょう。
私がおすすめする睡眠不足対策は、日中に身体を動かしたり頭を使って活動をすることです。
身体や頭が疲れると、自然にその疲れをとるために眠くなりますから^^。
参考:NHK今日の健康 http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2016/01/0114.html