「一生自分の家で過ごしたい」

これは誰もが思うことですよね。

しかし、状況によってはこれが不可能になることもあります。

そのような時には、高齢者向けの住まいのお世話になる必用が出てくるかもしれません。

高齢者向けの住まいと件数

主な高齢者向けの住まいとその件数はこちら。

・有料老人ホーム:10627件
・特別養護老人ホーム:9419件
・サービス付き高齢者向け住宅:5734件

* 2016年厚生労働省白書(件数は2015年のもの)

有料老人ホームは営利法人が運営しる私設です。

介護が必要、不要どちらでも入居ができます。全国に1万か所以上あります。

有料老人ホームのメリットは料金が高いことです。

タイプとしては介護スタッフが常駐する「介護付き」と介護スタッフが常駐しない「住宅型」があります。

「住宅型」で介護が必要な場合は自分で外部の訪問介護サービスを契約することが必要になります。

有料老人ホームのサービス内容は事業者によりまちまちです。そのため、入居する前にはしっかりと調べてから、契約することが大切です。

なぜなら、事業者によっては介護状態や病気の悪化により退去しないといけないこともあるからです。

特別養護老人ホームは、介護が必要で自宅で暮らすのが難しくなった高齢者向けの私設です。

自治体や社会福祉法人が運営して全国に9000か所以上あります。

介護職員、看護師が常駐し掃除、洗濯などの身の回りの世話、入浴や排泄の介助までをやってくれます。

ここは、亡くなるまで過ごせるし収入が少ない場合、利用料は減額されます。

そのため希望者が多く、入りたくても入れない待機者が15万人以上もいます(要介護3以上)。

サービス付き高齢者向け住宅は、元気なうちから入居できて一般的な賃貸住宅と同じような生活を送れる施設です。

日中にスタッフが滞在して安否確認したり、生活相談に乗ってくれます。

こちらも、介護が必用になったり、病気になった時の対応は事業者により異なります。

高齢者向けの住まいは今後も増えていく

高齢者向けの住まいですが、これからも高齢者が増加するために増えていくと予想されます。

ただし、需要に対して供給が追いつかないことが予想されるので、できるだけ長く自宅に住むことが必用になってくるでしょう。

理想的には、死ぬまで自宅で過ごすことです。

ただ、一人暮らしの老人が増える現状だと難しいかもしれません。

昔だと大家族が当たり前だったので、老人の一人暮らしは少なく、老後の暮らし方を考える必用はほとんどありませんでした。

しかし、今は一人暮らしの老後をあらかじめ考えておかないといけなくなりました。

社会で高齢者を支える仕組みが必用

今後、ますます増える高齢者ですが、個人の力だけでどうにかできる問題ではありません。

やはり社会で高齢者を支える仕組みが必用です。

国は、要介護が必用な人に特にケアを推し進めているようですが、むしろそれ以上に大事なのが、今は元気だけど高齢または高齢者予備軍の人達に対するケアです。

今の高齢化問題は、認知症患者や寝たきりや病気になる人が増加することから来ています。

もし、高齢者が元気で健康だったら高齢者の増加は今ほど問題になっていません。

ですので、人々が健康で生きられるような仕組みをどんどん増やしていくことが必用です。

例えば、

・低価格で利用できるスポーツ施設の拡充
・低価格で食品を買えるように食品への課税を減らす
・労働時間を短縮するために、会社の効率化推進への資金提供
・定年制の撤廃
・教育費用も完全無償化(一定の成績を収めない場合は有料)
・女性への仕事拡充
・etc

このように高齢者を支えるためには、高齢者を支える若い人や女性なども支えることが必用になります。

つまり、どんな人であっても元気で生きられるような仕組みを作ることが、高齢者が元気で長生きできることにつながります。

歳を取っても生き生きと暮らすための秘訣とは?

高齢になっても生き生きと暮らすためにはどのようなことが必用でしょうか?

それは、個人レベルでも以下のような取り組みが必用です。

例えば、

・最低限必要な預貯金をしておく
・生活習慣(食事、運動、睡眠)を整える
・健康になるための情報を収集し実践する
・過去のことにこだわらない
・未来のことを心配しない
・1日1日を大切に生きる
・1日1回は笑う
・多くの人とつながりを持つ
・生きがいを持つ

です。

これらすべてを実行できれば、幸せな老後になるでしょう。

まとめ

将来はどこに住むか?

これは、普段あまり考えないかもしれません。

しかし、考えないといけない時もあります。

今から考えておき準備をしておくと、慌てることなく理想の自分の老後の人生を送れます。

個人的には、今ある高齢者向けの住まいは理想とは言い難いです。

なぜなら、高齢者というくくりで囲い込みした生活になってしまいがちだからです。

それよりも、普通の人にように普通に暮らす。これができることが一番の幸せだと思います。

そのためには、支援が必用ですが、今のように人的支援だけに頼るのは難しくなってきています。

ですので、今後は、人ではなくロボットやITなど人以外でできることを増やしていき、介護者の負担を減らすことが必用です。

そして、誰でもが最期まで自分の住みたい場所に住めるようにサポートしていく仕組みを作ることが大事かと思います。

単に住めるところがあればいい。これだと、意味がありません。

笑って住める、心地よく住める。

こんな住み方を誰もができるような、そんな社会が求められています。

参考:読売新聞