今、景気は比較的よく人手不足が目立っています。

そのために、求人を見ると募集がたくさんあります。

でも、実際はなかなか人が見つからないという会社が多いようです。

この原因はいろいろありますが、そのひとつが女性が介護に追われているということです。

介護は女性がやるものという意識

現在、働く女性が増え核家族が増えました。また、独身も多くなったりと家族形態も様々です。

しかし、相変わらず家事、育児、介護は女性がやるものという意識は強いままです。

今では、未婚で若い女性が家にいると家族の介護をやらせられるということが普通に起きています。

男の子であれば、なんとか仕事をさせようとしますが、女の子の場合、必ずしも外で仕事をしなくてもいいと思われ、そのために、日々の家事や家族の世話を負わされるケースが多いのです。

また、女性自身も自分が外で働くということを優先させていません。

実際、厚生労働省の2013年の調査委よると、同居の家族を介護する人の7割が妻や娘などの女性になっています。

以前よりは、減っていますが依然として高い割合を占めています。

また、ある民間の調査(2015年)によると介護を理由に会社を辞職した人の7割が女性でした。

女性が介護をしなければいけない状況が見えてきます。

女性による介護の背景にある貧困問題

介護をする女性が多いという問題の背景は他にもあります。

それは、貧困です。

家族を介護する場合、家族で介護をしなくてもお金を出せば介護をしてもらえることは多いです。

しかし、介護にはある程度のお金が必用です。

ただ、貧困家庭の場合、介護に出すお金がありません。そのため家族の誰かが介護をするということになります。

昔の日本であれば、大家族が普通であったために、人出はたくさんいました。

また、介護するといっても今のようにお年寄りが長生きしなかったために、介護負担は今ほど大きくありませんでした。

ですが、今は長寿社会。

長生きする人が増えて介護をしないといけない期間が長期化しています。

ですので、当然、介護にかかる費用も上がっています。

こういう経済的、社会的背景があるために、家族(特に女性)が介護をすることはなかなか減りません。

介護をする女性の自立を促すためにはどうすればいいか?

介護をする人が増えている現在、女性の自立を促すためには介護への負担を減らすために社会的な支援が必要です。

具体的には、

・介護を効率化して、介護にかかる費用を安くする
・介護負担の多い女性のための相談窓口を拡充する
・介護をしている家族のために経済的な援助をする
・etc

介護をしている家族の生活は様々です。そのため、困っていることは異なります。

大事なことは、何に困っているのかを個別に聞いて、その困っていることを解決するのを手助けすることです。

まとめ

少子高齢化が進んでいるため、今後も日本では人手不足が続くはずです。

このような状態においては、若い男性だけでなく女性や高齢者などあらゆる世代の人の助けが必用です。

女性を介護ばかりに縛り付けてしまうと、女性はいつまでも自立できませんし、社会的にも損失になります。

男性の介護への参加はもとより、個人個人の意識を変えていくことが今、必用です。

参考:読売新聞