介護をしている時の問題の1つが匂いです。
その多くは便や尿の匂い。
介護施設や介護している家ではこの匂いが常に充満しています。
介護者は慣れているかも知れませんが外から来た人はその匂いに必ず気付き、たいていは不快に思います。
介護時の匂いはどうやれば消せるのか?
介護施設や自宅などで介護をしていても、介護される高齢者がトイレなどに行けるのであれば、匂い問題は起こりません。
しかし、トイレでの排泄が難しかったり、おむつをしているとどうしても匂いが生じます。
この匂い問題は介護する人にとっても苦痛であるだけでなく、周りに迷惑をかけてしまうという思いがストレスにもなります。
匂いを消したり減らすための方法はこちら。
1、部屋を整理整頓して風通しを良くする
2、部屋や部屋にある物に消臭剤を利用する
3、衣類の洗濯をこまめに行う
4、空気清浄機を使う
これらを併用することで、部屋の気になる匂いをある程度、抑えることができます。
介護の匂い対策用の商品
介護の匂い対策用の商品はいろいろなメーカーから各種出ています。
価格については時期などにより変わるので、最新価格はサイトで確認してください。
消臭スプレー「香り革命 空間用」(ピジョン:1080円)
尿や便に特有の臭気成分を独自の「フィードラント香料」と結びつけシトラスグリーンの香りに変えられます。
衣類やベッドなどに吹き付けて使うタイプ。
据え置き型消臭剤「介護無香空間」(小林製薬:540円)
日本介護協会と連携し介護施設溶く湯の汗や体臭や排便臭などを分析して開発した商品です。
香りでごまかさない無臭タイプの消臭剤です。
洗濯用液体洗剤「アタック消臭ストロングジェル」(花王:377円)
尿が分解する時に匂いが発生することに着目し、分解酵素の働きを抑える成分を配合した洗剤。
消臭機能付きジップ袋「スメールカット BOXタイプ」(丸万:842円)
チャックをすることで高い密閉性を確保。また、袋に添加剤を含ませることでおむつの嫌な匂いが外に出ることを防ぎます。
こちらは、使用済みにおむつ用です。
介護者の負担を減らすために積極的に匂い対策を
介護者の負担はあらゆる場面で生じます。
特に匂い問題は毎日のことであり、常時生じているために「匂いが気になる」と思ったすぐに何らかの対策をするのがベストです。
たかが匂いと高をくくっているとあとで大変なことにもなりかねません。
また、介護される人にとっても自分が出している匂いだとしても、匂いを嗅ぎながら介護されるのはたまったものではないでしょう。
何より大事なのは気持ちよく介護できる、介護されることです。
介護施設などでは、費用の問題などでなかなか消臭商品を買えないこともあるかもしれません。
ただ、介護者の負担を減らすことは、介護離職を減らしたり介護の質を高めるためにも重要です。
介護する人の数がなかなか増えない昨今、現在介護の仕事をしている人をこれ以上減らさないためにも、匂い問題は早急に解決すべき問題です。
また、自宅介護の場合であっても匂いをそのまま放置するのではなく、上手に匂い対策用の商品を使うことで、日々のストレスを経験することが長くなりがちな介護を続けるのには大切です。
まとめ
日々の介護や生活に追われていると、世の中にある介護の匂い対策商品などに気付かないこともあるかと思います。
ただ、今回紹介した商品以外でも続々と匂い対策商品が開発され販売されているので、一度、店に寄ったりインターネットなどで調べてみるといいでしょう。
また、メーカーにはできるだけ低コストで効果がある匂い対策商品を開発して欲しいものです。
やはり介護にはそれなりのお金がかかりますからできるだけ経済的負担は減らしたいですからね(*^o^*)。
参考:読売新聞