先日、認知症についての裁判がありました。

ニュースでも大きく取り上げられて知っている人も多いと思います。

平成19年、愛知県大府市の駅の構内で認知症の91歳の男性が電車にはねられ、死亡した事故を巡り、JR東海が男性の家族に振り替え輸送の費用などの賠償を求めた裁判で、最高裁判所は1日、家族に監督義務や賠償責任はないとする判決を言い渡しました。

判決では、認知症の人や精神的な障害がある人の家族などが負う監督義務について同居しているかどうかや生活への関わり方などを総合的に考慮すべきだという基準が初めて示されました。

これを基に、今回は妻自身も介護が必要だったことや、長男は仕事のため、離れて暮らしていたことなどから監督義務はないと判断されました。

一方で基準によれば、家族が監督義務を負う場合も予想され、東京大学大学院の米村滋人准教授は「家族の中で高齢者と密接に関わる人ほど責任を負うリスクが高まる」と指摘しています。

この他にも認知症の人が、交通事故にあったり逆に交通事故を起こすなど、社会問題化しています。

今後、認知症になった人に関わるトラブルをどうしていくかということについて、議論を深めていく必要があります。

一方、できるだけ認知症にならないように予防することが、すべての人にとって大事です。

ここでは、認知症を予防するためにすぐにできることをまとめました。

1、生活習慣を整える

生活習慣とは、「日常的に繰り返して行われること」です。

例えば、、飲んだり食べたりすること、たばこを吸うこと、夜更かしをすること、朝早く起きること、スポーツを定期的にして身体を鍛えるなどです。

もし、これらの生活習慣が健康を維持したり、より健康的になることにつながるならば、生活習慣を整えられたことになります。

しかし、逆に病気を誘発したり、健康が害されたりするとしたら、生活習慣は整っていないことになります。

もし、認知症のリスクを減らしたいなら生活習慣を整えて心身ともに健康であることが大事になります。

2、人とつながる

認知症になる人は、高齢者が多いです。若年認知症のように若い人がなることもありますが、きわめてまれです。

認知症になる人の傾向として、

・几帳面
・神経質
・怒りっぽい
・社交的でない
・恥ずかしがり
・人見知り
・悲観的
・劣等感がある

などがあります。

もちろん、このような人が必ず認知症になるわけではないですが、こういう人は孤独になりがちです。

一人でいると、会話もしなくなり行動も少なくなり、結局、頭を使うことが減ります。そのため、認知症のリスクが増えます。

このようなことを避けるために、人とのつながりを意識的に増やすことが認知症の予防になります。

例えば、定年後に新しく仕事を始めたり、趣味の仲間を作ったり、スポーツクラブに入会するなどして、人との関わりを絶やさないことが大事です。

3、生きがいを持つ

歳をとるとどうしても、夢や希望を持ちづらくなります。

なぜなら、将来が見えてしまって「もう、私の人生も終わりだな」と悲観をしてしまったり、子供が巣立ってしまって「楽しいことが何もない」と落ち込んでしまうためです。

心がつらい状態が続くと病気になるリスクが高くなり、認知症になる可能性が大きくなります。

ですので、生きがいを持つことが認知症予防になります。

生きがいがあると、毎日が充実して楽しく過ごせるので、心身が元気になっていきます。

男性の場合なら、仕事がなくなると生きがいがなくなる傾向が強いので、定年を見据えて新しい仕事や趣味を見つけておく。また、女性の場合なら、子育てや孫育てを終えて、自分の時間が増えることを見据え、趣味の仲間を作ったり仕事をするなどして、社会とのつながりを保つといいでしょう。

また、人の役にたつことをするのもおすすめです。

よくテレビ番組などで長生きしている人を見ると、人が喜ぶことを率先してやっています。

これって、人の喜ぶことをすることが自分の喜びになり、結局、認知症予防にもいいんです。

4、過去や未来を考え過ぎない

「将来が不安だ」

「あんなことすべきじゃなかった」

「もし、ガンになったらどうしよう…」

「あいつは、絶対に許せない」

「etc」

人は、過去や未来のことを考えて、くよくよしたり、不安になったり、後悔をしたり、恨んだり、嘆いたりします。

つまり、いろいろ考えることで、ネガティブな感情をずっと感じつつけてしまうんです。

これって、明らかに身体によくないですよね。

だから、このように不健康になるような感情は、なるべく感じないようにしたほうがいいです。

そのためには、「過去や未来を考え過ぎない」ことが大事になります。

楽天的な人は、過去や未来のことは、あまり考えません。今に意識があるんです。

例えば、お笑いタレントのさんまさん。この人は、悩みなんてあまりないと思います(笑)。

なぜなら、今に意識があり将来のことは終わったことを考えないからです。

認知症にならないためには、「未来のことはなるようになる、過去のことは水に流す」。こんな感じでいるのがいいんです。

5、脳を意識的に使って鍛える

身体の免疫力を高めるのには、筋トレがいいと言われます。

これと同じように脳の能力を高めるために脳トレをすると、認知症予防につながります。

具体的に何をすればいいかですが、実はどんなことでもいいです。要するに頭を使えばいいのです。

例えば、

・料理をする
・折り紙を折る
・絵を描く
・算数の問題を解く
・お手玉をする
・麻雀をする
・英語を学ぶ
・etc

大事なのは、脳を鍛えることを意識的にやることです。

私達人間は、面倒なことが嫌いです。だから、意識をしないと脳を鍛えることではなく、脳をなまけさせることをやってしまうんです。

なので、意識して脳を鍛えるようにすると、認知能力の向上や維持が可能です。

まとめ

認知症を予防するための5つのポイントをまとめるとこちら。

1、生活習慣を整える
2、人とつながる
3、生きがいを持つ
4、過去や未来を考え過ぎない
5、脳を意識的に使って鍛える

一般的に認知症は、突然なる病気ではありません(病気で脳にダメージを与える場合を除く)。

長い時間をかけて徐々に脳が衰えていく病気です。

ですので、若い頃から認知症にならないように予防することが大事です。

上記の5つを日頃から意識すれば、認知症になるリスクを減らし元気で長生きできる可能性がグーンと高くなります。