「ウコンって知ってますか?」
ウコンはインド原産のウコンショウガ科の多年草で、二日酔いの予防や改善に効果があることで有名ですよね。
このウコンの中に含まれる黄色の色素成分(クルクミン)には、アルコールの分解、抗酸化作用、発ガンの抑制などの効果があります。
そして、なんとこのウコンには認知症の予防効果があると言われているんです。これって本当なのでしょうか。
ウコンを食べると認知症の予防に効果があるのか?
インド人はカレーをよく食べますが、カレー粉のスパイスの中にはウコンが入ってます。
そして、インド人の認知症発症率が低いのがウコンによる効果ではないかと、推測されているんです。実際に複数の実験から、ウコンがアルツハイマー病などの認知症の予防に効果があるという結果が出ています。
「カレーを毎日食べたら認知症の予防になるのかな」
と思うかもしれません。
ですが、認知症予防のためにカレーばかり食べているのはかえってよくありません。
特定の食事に偏ることで栄養バランスが悪くなってしまうからです。
だから、認知症の予防のためにカレーを食べるにしてもほどほどにした方がいいです。
ウコンの摂取で肝臓障害を引き起こす場合がある
日本では特に肝臓によいということで重宝されているウコンですが、肝臓の病気を持っているとウコンを摂ることで肝臓障害を引き起こすことがあるようです。この理由はウコンに含まれる鉄分が原因です。
肝臓が悪い人は鉄分が貯まりやすいために、ウコンを摂ることがさらに鉄分を増やしてしまうんです。そして、鉄分が血液中に大量に増えると肝臓だけでなく他の臓器にも悪い影響を及ぼします。
ですので、ウコンが肝臓の強化や認知症の予防にいいとしても、元々肝臓に問題がある場合はできるだけ食べないようにすべきです。
クルクミンが含まれる食べ物とは?
クルクミンは、秋ウコンに多く含まれていて色がきれな黄色をしてます。
ウコンが含まれる食材の代表はカレー粉ですが、カレー粉以外にもいろいろあります。
・たくあん
・水産のねり製品
・シロップ漬け
・etc
利用用途は主に色づけです。
クルクミンの効果とサプリメント
クルクミンには、以下のような効果があります。
・肝機能の向上
・胆汁の分泌促進(二日酔いの予防)
・コレステロール低下
・抗酸化作用(アンチエイジング、美容効果)
・関節炎の緩和
・etc
このためクルクミンをサプリに使った商品がたくさん販売されてます。
クルクミンは脂溶性のために水に溶けにくく身体に吸収されにくいですがサプリにすることで吸収率がアップするのでクルクミンを摂るならサプリで取る方が効率的かもしれません。
ただし、クルクミンを含むサプリメントは、薬ではないので薬のような劇的な効果はありません。効果を過剰に期待しない方がいいです。
まとめ
ウコンに含まれるクルクミンには、脳を健康に保つ働きがあります。ですので、認知症の予防効果が期待できるのは確かです。また、日頃から適度にウコンを食べるようにすれば、脳が少しはましになるかもしれませんw。
ですが、だからといってウコンを摂りすぎるのは禁物です。身体によい食品も摂り過ぎれば毒になるからです。
また、肝障害があるならウコンは控えた方がよいでしょう。肝機能を悪化させてしまいますから。