老婆

認知症には、いろいろな種類があります。

中でも患者数が一番多くて、増えている認知症が、アルツハイマー病です。

アルツハイマー病は、高齢者がなる認知症で全体の5~6割もあります。

アルツハイマー病になると、物忘れがひどくなりさらに進むと、認識力が落ちていき、判断力がなくなっていきます。さらに自分の身の回りのことができなくなって、最後は寝たきり状態となり亡くなってしまいます。

このアルツハイマー病になった人の脳には、アミロイドβと言われる物質がたくさんあらわれてきます。

ただ、注意しないといけないのは、アミロイドβがアルツハイマー病の原因であると確認されたわけではありません。アルツハイマー病になると、アミロイドβが結果として増えた可能性があります。

認知症になると、このアミロイドβがなぜ増えてしまうのか。そのメカニズムは解明されていません。

しかし、このアミロイドβをなくすことができればアルツハイマー病を治せるのではないかと期待されています。

1、シロスタゾール

シロスタゾールは、脳梗塞の再発防止の薬です。

この薬は血液をサラサラにする働きがありますが、この薬を飲むことで、アミロイドβの増加を防ぐことがわかっています。

シロスタゾール(英:Cilostazol)は慢性動脈閉塞症(閉塞性動脈硬化症)の治療や、ラクナ梗塞などの脳梗塞後の再発を防ぐために用いられる抗血小板薬である。大塚製薬からプレタール(Pletal)の商品名で販売されている。鬱血性心不全がある場合は、その症状を悪化させる恐れがあることから、禁忌となっている。
シロスタゾールはホスホジエステラーゼを阻害することにより、cAMPの分解を抑制することで、血小板の凝集抑制と血管拡張を引き起こす。
シロスタゾールはアミロイドβの排出を促す為、アルツハイマー病の進行を食い止める薬としての認可が期待されている

これって、認知症予防のためには、血液をサラサラにすることが大事って事でもあります。

血液をサラサラにするには、食べ物や運動などで予防ができます。予防をしっかりすれば、シロスタゾールを使う必要もなくなりますね。

2、インスリン

インスリンは、糖尿病の人に使う薬ですがこれがアミロイドβを減少させることがわかっています。

アルツハイマー病になった脳は、糖を脳に取り込むことができないためにエネルギー不足になっているために、インスリンを取り入れて糖を乗り込めるようにすることで、脳の働きが活発化して、アミロイドβが減ったと考えられます。

インスリン(インシュリン、insulin)は、膵臓に存在するランゲルハンス島(膵島)のβ細胞から分泌されるペプチドホルモンの一種。名前はラテン語の insula (島)に由来する。21アミノ酸残基のA鎖と、30アミノ酸残基のB鎖が2つのジスルフィド結合を介してつながったもの。C-ペプチドは、インスリン生成の際、プロインスリンから切り放された部分を指す。
生理作用としては、主として血糖を抑制する作用を有する。骨格筋におけるグルコース、アミノ酸、カリウムの取り込み促進とタンパク質合成の促進、肝臓における糖新生の抑制、グリコーゲンの合成促進・分解抑制、脂肪組織における糖の取り込みと利用促進、脂肪の合成促進・分解抑制などの作用により血糖を抑制し、グリコーゲンや脂肪などの各種貯蔵物質の新生を促進する。腎尿細管におけるNa再吸収促進作用もある。炭水化物を摂取すると小腸でグルコースに分解され、大量のグルコースが体内に吸収される。体内でのグルコースは、エネルギー源として重要である反面、高濃度のグルコースはそのアルデヒド基の反応性の高さのため生体内のタンパク質と反応して糖化反応を起こし、生体に有害な作用(糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症の微小血管障害)をもたらすため、インスリンの分泌によりその濃度(血糖)が常に一定範囲に保たれている。
インスリンは血糖値の恒常性維持に重要なホルモンである。血糖値を低下させるため、糖尿病の治療にも用いられている。逆にインスリンの分泌は血糖値の上昇に依存する。

インスリンが少なくなることが、認知症の発症につながるとしたら、インスリンが少なくなるような糖尿病にならないようにすることが、大事となります。

つまり、甘い物を食べ過ぎたり、太り過ぎたりするいわゆる成人病を予防することが、認知症の予防につながるということですね。

3、アミロイドβ

アミロイドβを入れたお米を食べることで、体内に抗体ができて、アミロイドβが増えるのを防げるそうです。

これは、ワクチンと同じ考え方です。

アミロイドβを入れるものは、お米以外でも大丈夫で、ピーマンなどに入れた実験でもアミロイドβの増加を防げるという結果が出ています。

まとめ

今回取り上げたアミロイドβを減らす方法はこちらです。

1、シロスタゾール
2、インスリン
3、アミロイドβ

予防に関しては、今まで取り上げてきましたが、直接、アミロイドβを減らす効果が確認されたものがこちらです。

実際に医療現場で使われている薬プラスこれらの新しい治療法を組み合わせることができれば、認知症の進行を遅らせることが可能となると思われます。

ただ、これらの方法を実際に現場に取り入れるまでは、多少の時間がかかるようです。

早く画期的治療法が、発見されるといいですね^^。